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【備忘録】16MBのCFに救われた話

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もう10年たつので白状します。

私がまだ社会人3年目で横浜のフリーペーパーでカメラマンをやっていた2008年。
それまでメインで使っていたNikon D200を下取りに出して
D700に買い替えたばかりの時にその事件は起こりました。

初めてD700を使っての飲食店の取材。
モノブロをセットして、さてホワイトバランスを測ろうかと思って
CFを入れてシャッターを切ると「エラー」の表示。

血の気がひきました。
その日、CFはその1枚しか持ってなかったんですもの。

それは、学生時代にバイト先のパ○ットプラザで買った
パレッ○プラザオリジナルの512MBのCF。

D200では問題なく読めていたけど、
D700では読めない仕様のようでした。

とにかく、CFがなければ撮影が出来ないので
お店の人に「メモリーカードが読み込めなくなったので、すぐ買ってきます」と
ことわって外に出たものの、ここは東急東横線沿いの小さな商店街。
(たしか妙蓮寺とか綱島ら辺だったような・・・)

ミニラボ、携帯ショップ、電気屋さんを見て回っても
メモカのカンブリア紀は終わって、SDカード全盛期、
CFを置いている店なんて1件もない。

これでダメだったら、編集さんと飲食店には土下座してリスケしてもらおうと
最後に訪れたのは昔ながらの写真館。

カウンターに座った写真館のご主人に恥を忍んでお願いしました。

あべ「本当にお恥ずかしいお願いなのですが、
         CFがエラーで使えないので、30分ほどCFを貸していただけませんか」

ご主人「何枚撮るの?」

あべ「3~5枚撮れれば十分です」

ご主人「うーん、これでも良い??」

と、手渡されたのが16MBのCF。
「すぐにお返しします!」と編集さんが待つお店に走って戻り
4枚だけ写真を撮って、取材は無事終了。

編集さんは先に編集部へ帰ってもらって、
菓子折りもってCFを貸してくれた写真館にもどりました。

あべ「本当にありがとうございました、CFはデータをPCに移したら返却しに伺います」

ご主人「いやいや、そんな大げさにいいよ。16MBなんてもう使わないし持って帰んな~」

もうね、ご主人から後光が差してたと思う。
神様、仏様だった。


正直、もうその写真館がどこにあったのか、
ご主人の名前も顔も忘れちゃったんだけど。
16MBのCFは今もお守りとして大切にカメラバックに常備してます。

そもそも危機管理が行き届いていなかったです。
自分でカメラ用意するように会社から言われていたので
ボディ1台、CF2~3枚しか持っていなくて、
ぎりぎりの状態で運用していたのは失敗でした。
それに、事前の動作確認をするという選択肢が
当時の私にはなかったんですねぇ…若かったなぁ。

これじゃダメだなと思って転職したスタジオで
「常に予備を持ち歩く、不測の事態に備える」を
みっちり教えていただきました。

まだ若いから許された部分もおおいにあったので
若いうちに沢山失敗して経験値ためるのは大事だなぁと
思う今日この頃です。


久しぶりに、このCFに何かデータ残ってるかな?と開いてみたら…
働いていたフリーペーパーの取材で撮った
ベネゼエラの俳優オズワルド・リヨス氏との記念写真が出てきました(笑)


DSC_6810.jpg 


新しいドラマのプロモーションで取材させてもらって
私も母も「カサンドラ 愛と運命の果てに」の大ファンですって伝えたら
凄く喜んでもらえた思い出・・・



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あべかずみ

あべ写真事務所 カメラマン
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